フレスコ画のための西洋しっくい ・北海道産です

これはフレスコ画のための西洋漆喰↓

dsc01618

わざわざ西洋・漆喰と言っているのは、西洋漆喰と日本の漆喰には、違いがある。

日本の漆喰は、スサといって、

藁とか、繊維はいっていて、水に寝かせたりしない。

西洋漆喰は、

漆喰用の消石灰を水につけて、寝かせたもののことを言う。

消石灰と水のみ。

それに、2種類の砂を混ぜたもので強度をつくり下地にする。

(砂を混ぜると固まる強度が強くなる)

すべて、自然のものだ。

消石灰は、基本、石灰なので、水につけると熱を出すのではないかと

質問されたことがある。

確かに、熱が、最初に消石灰を水に浸していくとき出ているようだ。

なので、ホーローとか陶器などの入れ物に入れた方が良い。

スペインの美術学校では人が1人入れるくらいの甕(日本だと梅干しを入れている感じの巨大版!)

に保管していた。

水につけて時間が経つと、粘り気のあるいい西洋漆喰ができる。

それを日本にかえってから見よう見まねで!?復元してみたのだが。。。

漆喰のための消石灰は、

なんでもいいってわけではない。

新鮮じゃないとフレスコ画にするとき、乾燥すると

ボロボロと崩壊してしまう。。。こんな失敗を何度かして、

新鮮な漆喰=地元の漆喰 にたどり着き

今は、

北海道産のフレスコ用になる漆喰用の消石灰を入手している。

それはとてもキメが細かく、

顔料のノリもすごく良くて、その後の作品にもとても良い影響だった。

作品が崩れてきたときは、

「どうやって良い漆喰を手に入れたらいいのかしら・・・」と困ってしまったが

実は、義理の弟のお父さんが職人さんで、

相談したら北海道産の大変良い物が手に入るようになった。

ホントそんなこと、失敗してみないと、浮かばなかった。

「難しいな~。。。」

と思っていたことも求めれば、意外なところでクリアできたりする。

ありがたいな~。

美味しそうだけど、

食べたらキケン!↓北海道産の西洋漆喰!↓

dsc01620

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中